72 Ko / 七十二候
七十二候
二十四節気をさらに約5日ずつに分けた、72の細かな季節の区分です。 東風解凍・桜始開など、自然の移ろいを短い言葉で表します。今日の候と、全72候の読み・意味の一覧をまとめました。
今日の七十二候(6月1日)
麦秋至
むぎのときいたる
麦が実り、収穫を迎えるころ。
二十四節気: 小満(末候)・太陽黄経 約71度
七十二候のしくみ
- 今日の候: 麦秋至(むぎのときいたる)
- 所属する二十四節気: 小満(末候)
- 1候はおよそ5日(太陽黄経5度ごと)
- 二十四節気1つにつき初候・次候・末候の3候
- 1年で全72候が一巡
候の境界は太陽黄経から計算した目安です。年により1日前後する場合があります。
春の七十二候
立春
2026年は2月4日ごろから東風解凍
はるかぜこおりをとく
春の風が川や湖の氷を解かし始めるころ。
黄鶯睍睆
うぐいすなく
山里で鶯が鳴き始めるころ。
魚上氷
うおこおりをいずる
割れた氷の間から魚が跳ね上がるころ。
雨水
2026年は2月19日ごろから土脈潤起
つちのしょううるおいおこる
雨が大地を潤し、土が目覚めるころ。
霞始靆
かすみはじめてたなびく
春霞がたなびき始めるころ。
草木萌動
そうもくめばえいずる
草木が芽吹き始めるころ。
啓蟄
2026年は3月5日ごろから蟄虫啓戸
すごもりむしとをひらく
冬ごもりの虫が土から出てくるころ。
桃始笑
ももはじめてさく
桃の花が咲き始めるころ。
菜虫化蝶
なむしちょうとなる
青虫が羽化して蝶になるころ。
春分
2026年は3月20日ごろから雀始巣
すずめはじめてすくう
雀が巣を作り始めるころ。
桜始開
さくらはじめてひらく
桜の花が咲き始めるころ。
雷乃発声
かみなりすなわちこえをはっす
遠くで春の雷が鳴り始めるころ。
清明
2026年は4月5日ごろから玄鳥至
つばめきたる
燕が南から渡ってくるころ。
鴻雁北
こうがんかえる
雁が北へ帰っていくころ。
虹始見
にじはじめてあらわる
雨上がりに虹が見え始めるころ。
穀雨
2026年は4月20日ごろから葭始生
あしはじめてしょうず
水辺の葦が芽を出し始めるころ。
霜止出苗
しもやみてなえいずる
霜が終わり、稲の苗が育つころ。
牡丹華
ぼたんはなさく
牡丹の花が咲き誇るころ。
夏の七十二候
立夏
2026年は5月5日ごろから蛙始鳴
かわずはじめてなく
蛙が鳴き始めるころ。
蚯蚓出
みみずいずる
ミミズが地上に這い出てくるころ。
竹笋生
たけのこしょうず
筍が生えてくるころ。
小満
2026年は5月21日ごろから蚕起食桑
かいこおきてくわをはむ
蚕が盛んに桑の葉を食べるころ。
紅花栄
べにばなさかう
紅花が一面に咲くころ。
麦秋至
むぎのときいたる
麦が実り、収穫を迎えるころ。
芒種
2026年は6月6日ごろから螳螂生
かまきりしょうず
カマキリが生まれてくるころ。
腐草為蛍
くされたるくさほたるとなる
蛍が光り始めるころ。
梅子黄
うめのみきばむ
梅の実が黄色く色づくころ。
夏至
2026年は6月21日ごろから乃東枯
なつかれくさかるる
夏枯草(うつぼぐさ)が枯れるころ。
菖蒲華
あやめはなさく
あやめの花が咲くころ。
半夏生
はんげしょうず
半夏(からすびしゃく)が生えるころ。田植えの目安。
小暑
2026年は7月7日ごろから温風至
あつかぜいたる
暖かい風(梅雨明けの風)が吹くころ。
蓮始開
はすはじめてひらく
蓮の花が開き始めるころ。
鷹乃学習
たかすなわちわざをならう
鷹の幼鳥が飛び方を覚えるころ。
大暑
2026年は7月23日ごろから桐始結花
きりはじめてはなをむすぶ
桐が来年の花の実を結ぶころ。
土潤溽暑
つちうるおうてむしあつし
蒸し暑さが増すころ。
大雨時行
たいうときどきにふる
夕立など大雨が時おり降るころ。
秋の七十二候
立秋
2026年は8月7日ごろから涼風至
すずかぜいたる
涼しい風が立ち始めるころ。
寒蝉鳴
ひぐらしなく
ひぐらしが鳴き始めるころ。
蒙霧升降
ふかききりまとう
深い霧が立ち込めるころ。
処暑
2026年は8月23日ごろから綿柎開
わたのはなしべひらく
綿の実を包む萼(がく)が開くころ。
天地始粛
てんちはじめてさむし
暑さがようやく収まるころ。
禾乃登
こくものすなわちみのる
稲が実り始めるころ。
白露
2026年は9月7日ごろから草露白
くさのつゆしろし
草に降りた露が白く光るころ。
鶺鴒鳴
せきれいなく
セキレイが鳴き始めるころ。
玄鳥去
つばめさる
燕が南へ帰っていくころ。
秋分
2026年は9月23日ごろから雷乃収声
かみなりすなわちこえをおさむ
夏の雷が鳴りやむころ。
蟄虫坏戸
むしかくれてとをふさぐ
虫が冬ごもりの支度を始めるころ。
水始涸
みずはじめてかるる
田の水を抜き、稲刈りに備えるころ。
寒露
2026年は10月8日ごろから鴻雁来
こうがんきたる
雁が北から渡ってくるころ。
菊花開
きくのはなひらく
菊の花が咲き始めるころ。
蟋蟀在戸
きりぎりすとにあり
戸口で秋の虫が鳴くころ。
霜降
2026年は10月23日ごろから霜始降
しもはじめてふる
霜が初めて降りるころ。
霎時施
こさめときどきふる
時雨(しぐれ)が降るころ。
楓蔦黄
もみじつたきばむ
紅葉や蔦が色づくころ。
冬の七十二候
立冬
2026年は11月7日ごろから山茶始開
つばきはじめてひらく
山茶花(さざんか)が咲き始めるころ。
地始凍
ちはじめてこおる
大地が凍り始めるころ。
金盞香
きんせんかさく
水仙の花が香るころ。
小雪
2026年は11月22日ごろから虹蔵不見
にじかくれてみえず
虹を見かけなくなるころ。
朔風払葉
きたかぜこのはをはらう
北風が木の葉を払い落とすころ。
橘始黄
たちばなはじめてきばむ
橘の実が黄色く色づくころ。
大雪
2026年は12月7日ごろから閉塞成冬
そらさむくふゆとなる
空が閉ざされ本格的な冬になるころ。
熊蟄穴
くまあなにこもる
熊が冬眠のため穴にこもるころ。
鱖魚群
さけのうおむらがる
鮭が群れをなして川を上るころ。
冬至
2026年は12月22日ごろから乃東生
なつかれくさしょうず
夏枯草が芽を出すころ。
麋角解
さわしかのつのおつる
大鹿の角が抜け落ちるころ。
雪下出麦
ゆきわたりてむぎいずる
雪の下で麦が芽を出すころ。
小寒
2026年は1月5日ごろから芹乃栄
せりすなわちさかう
芹(せり)が盛んに育つころ。
水泉動
しみずあたたかをふくむ
地中で凍った泉が動き始めるころ。
雉始雊
きじはじめてなく
雄の雉が鳴き始めるころ。
大寒
2026年は1月20日ごろから款冬華
ふきのはなさく
蕗の薹(ふきのとう)が咲き始めるころ。
水沢腹堅
さわみずこおりつめる
沢の水が厚く凍りつくころ。
鶏始乳
にわとりはじめてとやにつく
鶏が春を感じ卵を産み始めるころ。
七十二候と二十四節気・暦の関係
七十二候は、二十四節気をさらに3つに分けた季節の暦です。古代中国で生まれ、日本では江戸時代に 本朝(日本)の気候に合わせて改訂されました。本ページの名称は日本で広く使われる略本暦系のものです。
候の切り替わりは太陽黄経が5度進むごとで、立春(黄経315度)の初候「東風解凍」から始まり、 大寒の末候「鶏始乳」までの72候で一年が一巡します。各候の時期は二十四節気の日付に対応します。
よくある質問
七十二候とは何ですか?
二十四節気をさらに約5日ずつ初候・次候・末候の3つに分けた、72の細かな季節区分です。「東風解凍」「桜始開」のように、自然の移ろいを短い言葉で表します。古代中国で生まれ、日本の気候に合わせて整えられました。
今日の候は何ですか?
今日(6月1日)は「麦秋至(むぎのときいたる)」で、小満の末候にあたります。麦が実り、収穫を迎えるころ。
候はどのくらいで変わりますか?
1つの候はおよそ5日間です。太陽黄経が5度進むごとに次の候へ移るため、ほぼ5日ごとに切り替わります。1年で72候、二十四節気1つにつき初候・次候・末候の3候があります。
二十四節気との関係は?
二十四節気(立春・春分・夏至など24の区切り)を3等分したものが七十二候です。たとえば立春には「東風解凍・黄鶯睍睆・魚上氷」の3候があります。節気の日付は二十四節気のページで確認できます。
関連リンク
出典・確認日
- 暦要項 二十四節気および雑節国立天文台 暦計算室 / 確認日 2026-05-28
2026年・2027年の二十四節気時刻を暦要項Web版で確認。
- 七十二候(略本暦)国立天文台 暦計算室 暦wiki / 一般的な暦資料 / 確認日 2026-05-31
七十二候の名称・順序は日本で広く用いられる略本暦系を採用。各候の境界は太陽黄経5度ごとに計算しています。