年賀状や初詣で意識する「干支(えと)」。ふだんは十二支(ねずみ・うし…)を指すことが多いですが、 本来の干支は十干と十二支を組み合わせたものです。この記事では、干支の基礎と数え方、暮らしでの使われ方を整理します。
十二支とは
十二支は、子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥の12種です。 もとは方角や時刻、月を表す記号で、後に覚えやすいよう動物が当てられました。
- 子(ね・ねずみ)
- 丑(うし)
- 寅(とら)
- 卯(う・うさぎ)
- 辰(たつ)
- 巳(み・へび)
- 午(うま)
- 未(ひつじ)
- 申(さる)
- 酉(とり)
- 戌(いぬ)
- 亥(い・いのしし)
十干とは
十干は、甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の10種です。 万物を構成するとされた木・火・土・金・水(五行)を、それぞれ兄(え)と弟(と)に分けたもので、 「きのえ・きのと…」という読みはここに由来します。この「え・と」が「干支(えと)」の語源です。
- 甲(きのえ)
- 乙(きのと)
- 丙(ひのえ)
- 丁(ひのと)
- 戊(つちのえ)
- 己(つちのと)
- 庚(かのえ)
- 辛(かのと)
- 壬(みずのえ)
- 癸(みずのと)
十干十二支(六十干支)と還暦
十干(10種)と十二支(12種)を順に組み合わせると、甲子(きのえね)から癸亥(みずのとい)まで60通りになります。 これを六十干支(ろくじっかんし)といい、年・日などに割り当てられます。 60年で一巡して生まれ年の干支に戻ることから、数え年61歳を「還暦」として祝います。 「甲子園」の名は、球場が完成した1924年が甲子の年だったことにちなみます。
時刻・方角への応用
十二支は時刻や方角にも使われました。深夜0時ごろを「子の刻」とし、「丑三つ時」は午前2時ごろ。 方角では子が北、卯が東、午が南、酉が西を指します。昔の時刻の数え方は 昔の時刻(十二時辰) でも紹介しています。
よくある質問
「干支」は十二支のことですか?
本来の「干支(えと・かんし)」は、十干(じっかん)と十二支(じゅうにし)を組み合わせたものを指します。日常では十二支だけを「干支」と呼ぶことが多いですが、正しくは十干十二支の60通りの組み合わせです。
還暦はなぜ60歳なのですか?
十干(10種)と十二支(12種)の組み合わせは60通りあり、60年で一巡して生まれ年の干支に戻ります。これを「暦が還る」=還暦と呼び、数え年61歳(満60歳)を祝います。
干支は時刻や方角にも使われますか?
使われます。「丑三つ時」は深夜2時ごろ、方角の「子(ね)」は北、「午(うま)」は南を指します。時計や方位の目盛りに十二支を割り当てて用いました。
関連ページ
年の干支は 干支カレンダー、 昔の時刻は 十二時辰、 和暦・年齢は 和暦・元号の仕組み で確認できます。
出典: 干支は十干と十二支を組み合わせた東洋の暦法に基づきます。