Study / 季節と生きもの

季節と生きもの

季節が変わると、見られる生き物や植物も変わります。二十四節気(一年を太陽の動きで24に分けた区切り)のころに出会える生き物・植物を季節ごとにまとめました。外に出て、自分の地域の自然と比べてみましょう(生活科・理科「季節と生物」)。

今は「夏」のころ

  • 立夏:鳴き始めるカエル など
  • 小満:テントウムシ など
  • 芒種:ホタル など
  • 夏至:羽化するセミ など

表示時刻は計算による目安です。公的・専門用途では公式情報をご確認ください。

の生きもの・植物

立春2/4ごろ

暦の上で春が始まるころ。早い花や鳥の声に春の気配が出ます。

生き物
ウグイスの初鳴き、冬眠から覚める前の虫
植物
ウメ、フキノトウ

雨水2/19ごろ

雪が雨に変わるころ。水辺の生き物が動き始めます。

生き物
動き出すメダカ、鳴き始めるシジュウカラ
植物
菜の花、ネコヤナギ

啓蟄3/5ごろ

土の中の虫が出てくるころとされます。地面の生き物を探してみましょう。

生き物
土から出る虫、カエル
植物
タンポポ、ツクシ

春分3/20ごろ

昼と夜の長さがほぼ同じ。チョウや渡り鳥が増えます。

生き物
モンシロチョウ、渡ってくるツバメ
植物
サクラ、スミレ

清明4/5ごろ

草木が生き生きするころ。空を舞う鳥の声が増えます。

生き物
ヒバリ、ツバメ
植物
サクラ満開、レンゲ

穀雨4/20ごろ

春の雨が穀物を潤すころ。水田や池がにぎやかになります。

生き物
オタマジャクシ、ミツバチ
植物
ボタン、ハナミズキ

の生きもの・植物いまの季節

立夏5/5ごろ

暦の上で夏が始まるころ。緑が濃くなります。

生き物
鳴き始めるカエル、ミミズ
植物
新緑、フジ

小満5/21ごろ

草木が茂り、生き物が活発になるころです。

生き物
テントウムシ、カイコ
植物
麦の穂、ベニバナ

芒種6/6ごろ

田植えのころ。梅雨に入り、ホタルやカタツムリが見られます。

生き物
ホタル、カタツムリ
植物
アジサイ、田植えの稲

夏至6/21ごろ

一年で昼が最も長いころ。夜の生き物も観察できます。

生き物
羽化するセミ、ホタル
植物
アヤメ、ハンゲショウ

小暑7/7ごろ

暑さが増すころ。セミの声が聞こえ始めます。

生き物
セミ、トンボ
植物
アサガオ、ハス

大暑7/23ごろ

一年で最も暑いころ。夏の昆虫がそろいます。

生き物
カブトムシ、クワガタ、クマゼミ
植物
ヒマワリ、キキョウ

の生きもの・植物

立秋8/7ごろ

暦の上で秋が始まるころ。夕方の虫の声が変わります。

生き物
ヒグラシ、ウマオイ
植物
オミナエシ、キリ

処暑8/23ごろ

暑さが少しやわらぐころ。秋の虫の声が増えます。

生き物
スズムシ、コオロギ、赤トンボ
植物
稲穂、ワタの花

白露9/7ごろ

草に露がつくころ。渡り鳥の動きが始まります。

生き物
セキレイ、渡り鳥
植物
ススキ、ハギ

秋分9/23ごろ

昼と夜の長さがほぼ同じ。香りや鳥の声で秋を感じます。

生き物
モズの高鳴き、南へ向かうツバメ
植物
ヒガンバナ、キンモクセイ

寒露10/8ごろ

露が冷たく感じるころ。秋の花が見ごろです。

生き物
カマキリ、終わりに近いコオロギ
植物
コスモス、キク

霜降10/23ごろ

霜が降り始めるころ。木々が色づきます。

生き物
渡ってくる冬鳥、冬じたくの生き物
植物
モミジ・カエデの紅葉、サザンカ

の生きもの・植物

立冬11/7ごろ

暦の上で冬が始まるころ。冬の花が咲き始めます。

生き物
木枯らしに飛ぶ落ち葉の虫、冬鳥
植物
ツバキ、サザンカ

小雪11/22ごろ

北国で雪がちらつくころ。実りの果物が色づきます。

生き物
冬鳥、冬尺蛾(フユシャク)
植物
散る紅葉、ミカン

大雪12/7ごろ

雪が増えるころ。多くの生き物が冬ごもりに入ります。

生き物
冬眠するクマ、海のブリ
植物
ナンテンの実、ポインセチア

冬至12/22ごろ

一年で昼が最も短いころ。ユズ湯の習わしがあります。

生き物
冬の渡り鳥、シカ
植物
ユズ、ロウバイ

小寒1/5ごろ

寒の入り。寒さの中でも春の準備が始まります。

生き物
寒中の小鳥、セリの根を食べる生き物
植物
セリ、芽を出すフクジュソウ

大寒1/20ごろ

一年で最も寒いころ。早い花のつぼみがふくらみます。

生き物
卵を産み始めるニワトリ、寒中の水鳥
植物
ロウバイ、つぼみのウメ

季語(きご)— 俳句にみる季節の言葉

季語は、俳句で季節を表す言葉です。時候・天文・地理・生活・行事・動物・植物に分けられ、季節の自然や暮らしが映されています。代表的なものを季節ごとに並べました(新年は特別な季節として独立しています)。

の季語

立春〜立夏の前日(およそ2〜4月)

暦の上の春。立春から始まり、寒さがゆるんで草木が芽吹くころの言葉が多くなります。

時候立春春めく麗らか長閑暖か春分花冷え
天文朧月春風東風春雨陽炎
地理雪解水温む春の海苗代
生活種蒔き入学卒業花見潮干狩
行事雛祭彼岸花祭遍路
動物雲雀
植物椿菜の花土筆

の季語いまの季節

立夏〜立秋の前日(およそ5〜7月)

新緑から梅雨、盛夏まで。暑さ・雨・水辺の言葉や、夏の生き物が豊かに登場します。

時候立夏薄暑梅雨土用夏至炎暑
天文五月雨夕立南風梅雨晴
地理清水夏の海田植
生活衣替団扇麦藁帽子海水浴昼寝
行事端午の節句七夕祇園祭花火
動物金魚時鳥
植物紫陽花向日葵朝顔若葉百合

の季語

立秋〜立冬の前日(およそ8〜10月)

残暑から澄んだ空、実りの季節へ。月・虫・紅葉など、移ろいを惜しむ言葉が多くなります。

時候立秋残暑夜長爽やか秋分肌寒
天文天の川名月流星野分秋風
地理花野刈田秋の水山粧う
生活新米月見夜なべ運動会案山子紅葉狩
行事七五三重陽敬老の日秋祭
動物鈴虫蜻蛉鹿蟋蟀秋刀魚
植物紅葉コスモス

の季語

立冬〜立春の前日(およそ11〜1月)

木枯らしから雪、年の暮れまで。寒さ・温もり・年越しの言葉が中心になります。

時候立冬小春師走冬至極寒
天文木枯時雨北風冬晴
地理枯野冬の海氷柱霜柱
生活炬燵火鉢年の暮餅つき湯豆腐風邪
行事大晦日年越クリスマス冬至
動物白鳥寒雀
植物水仙山茶花南天枯葉蜜柑

新年の季語

元日〜松の内(およそ1月初旬)

正月の言葉だけを集めた特別な季節。一年の始まりを祝う「初〜」の言葉が並びます。

時候元日正月松の内三が日小正月
天文初日初空初茜初富士
生活初詣お年玉書初屠蘇雑煮門松鏡餅
行事初詣七草左義長初夢歌会始
動物初鶏嫁が君
植物福寿草若菜譲り葉

よくある質問

二十四節気とは何ですか?

一年を太陽の動きで24に分け、季節の移り変わりに名前をつけたものです。立春・春分・夏至・秋分・冬至などがあり、農作業や行事の目安にされてきました。

ここに書かれた生き物は必ず見られますか?

季節のめやすです。住んでいる地域や年によって、見られる時期は前後します。実際に外で観察して、自分の地域での記録と比べてみましょう。

自由研究にどう使えますか?

季節ごとに「いつ・どこで・どんな生き物や植物を見つけたか」を記録し、二十四節気と照らし合わせると、季節と生き物の関係を調べる研究になります。

季語(きご)とは何ですか?

俳句で季節を表す言葉です。一句に一つ入れる約束があり、時候・天文・地理・生活・行事・動物・植物に分類されます。同じ言葉でも歳時記では季節が決まっており、新年は春夏秋冬とは別の特別な季節として扱われます。

関連リンク

出典・確認日

  • 二十四節気・七十二候(季節の自然)国立天文台 暦計算室 ほか歳時記一般 / 確認日 2026-06-03

    見られる生き物・植物は季節のめやす。地域や年により前後し、観察できる時期には差があります。

  • 季語(歳時記)一般的な俳句歳時記 / 確認日 2026-06-03

    代表的な季語を歳時記の分類(時候・天文・地理・生活・行事・動物・植物)にならって整理。季語の季節は俳句の伝統的な区分による。

  • 小学校学習指導要領(生活・理科)文部科学省 / 確認日 2026-06-03

    生活科・理科「季節と生物」の学習内容を参照。